質 問 項 目

1 LRTとまちづくりについて
 1) 公共交通網の形成計画の策定について
 
2) 事業用地の取得と市民合意について
 
3) LRT沿線のまちづくりについて
2 地域の防災活動を生かした避難場所の指定について
3 医療的ケア児に対する支援の充実について
4 本市農畜産物・特産品の流通拡大について
5 消防団で所有する消防自動車に係る準中型免許の新設に伴う対応について

質問及び答弁(抜粋)

3 医療的ケア児に対する支援の充実について
 
医学の進歩を背景とし、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な障がい児が増加しており支援体制の充実が必要であるためこの項目で3点質問する。

Q 乳幼児期からの相談体制について
 乳幼児期から継続した支援が受けられるよう、専門的な人材の育成や相談・コーディネートの体制を強化する必要があるが市の見解を伺う。

A 【子ども部長】
 医療的ケア児が退院する前から子育て世代包括支援センターの保健師を中心に、保護者の意向や個々の状況に応じた支援に取り組んでいるが、 対象児の増加や病状の多様化により、より専門性の高い知識や支援技術の習得が重要であると考えており、県において検討されているコーディネーター強化プログラムによる支援者養成研修等に関係機関職員やサービス事業者への受講を働きかけ、身近な子育て世代包括支援センターを核とした、誰もが相談しやすい質の高い包括的な相談支援体制の充実・強化に努める。

Q 保育の受入環境整備について
 保護者が就労している場合に必要となる保育の受入体制整備を急ぐ必要がある。
他都市の取り組み事例等を踏まえ保育の受入体制の構築や保育士が認定特定行為業務従事者となるための研修支援を図り受入環境を整備する必要があるが見解を伺う。

A 【子ども部長】
 保育が必要となる医療的ケア児が希望する保育所等に入所できるよう、受入環境の整備が必要であると考えており、本市独自の看護師等を配置する際の助成制度の周知や、今年度から新たに受入促進のための研修会を開催するなど受入環境の整備促進に取り組むほか、国のモデル事業の成果などを踏まえながら、医療的ケア児受入のためのより効果的な新たな仕組みや支援方法などを検討する。

Q 放課後も含めた小学校の受け入れ体制について
 本市の小中学校では比較的早く医療的ケア児の受入を進めてきたこともあり、一定の体制が整ってはいるが、放課後の受入には課題が残る。
他都市では訪問看護ステーションとの連携などにより保護者の就労や児童が地域の学校に通う壁になっている現状の改善を図るなどの対策が行われているが、本市の対応を伺う。

A 【教育長】
 対象児が自己の能力を最大限発揮できるよう、教育センターにおいて対象児の教育的ニーズや保護者の考え等を総合的に判断し、小学校や特別支援学校等の学びの場を決定しており、小学校で学ぶことになった場合には看護師の資格を有する特別支援教育支援員を学校に配置し、保護者の協力を得ながら医療的ケアを実施している。
子どもの家等事業においては、就労等により昼間保護者が不在となる児童が、放課後の時間を安全・安心に過ごすことが出来るよう、体制を整備する事が重要であると認識しており、医療的ケア児の理解促進や、児童の病状に応じた受入体制整備など、様々な課題を整理し医療的ケア児の受入について可能性を含め検討する。