中塚英範市議
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質 問 項 目

1 こどもの貧困や虐待の問題に地域で取り組む体制整備について
2 住宅政策について
 1)市営住宅の管理・運営について
 2)人口減少・超高齢社会に対応した住宅政策について
3 公的施設における暑さ対策について
 1 )公的施設におけるエアコンの耐用年数と故障時の対応について
 2 )小中学校給食室の暑さ対策について
4 聴覚障がい者の安全及び生活の質向上を図る取り組みについて
 1)ICTを活用した手話通訳サービスの普及について
 2)Net119緊急通報システムについて
5 総合福祉センターの諸問題と旧一条中学校跡地の利活用について
6 後期高齢者医療被保険者証のカードサイズ化について

質問及び答弁(抜粋)

1 こどもの貧困や虐待の問題に地域で取り組む体制整備について

 Q 大阪市西成区では、子どもの貧困や虐待の問題には子どもの顔が見える小地域で取り組むことが重要であるとの考えから、要保護児童対策地域協議会のもと、中学校区ごとに月1回「児童等地域別ケア会議」が行われている。全国的には子どもの数が減少しているにもかかわらず児童相談所への子どもの虐待相談件数が増加傾向にある中、西成区においては、身体的虐待、ネグレクトの相談件数が減少しており、行政と地域、民間が一体となった取り組みである「児童等地域別ケア会議」の成果の表れと考える。             
本市においても、「こどもと子育て家庭等に関する生活実態調査」から見えてくるであろう地域ごとの特性や要因、課題に基づいた定期的な「児童等地域別ケア会議」を開催し、地域で必要な資源や取り組みを検討しながら、ひとつひとつ地域課題を解消していくことが子どもの貧困や虐待等をなくしていくことに繋がると考えるが、見解を伺う。

A 本市においては、地区児童虐待防止ネットワークを市内全39地区に設置しているほか、要保護児童対策地域協議会において、個別ケース会議を年間延べ100回程度開催し適切な支援に繋げているが、子どもの貧困や複雑困難化する虐待の問題解決には、これらの関係機関はもとより、NPO団体、社会福祉法人などの民間団体や地域などとこれまで以上に有機的な連携が重要であると認識している。今後、子ども家庭総合支援拠点のあり方を検討する中で、児童等地域別ケア会議などを参考に、地区児童虐待防止ネットワークを核として地域全体で子どもの貧困や虐待の問題に取り組む体制の充実強化について検討していく。