質 問 項 目

 1 市長の政治姿勢について
 1) 職員の労働環境
 2) 定年引上げと再任用制度
2 LRTの安全対策について
 1) 脱線事故を踏まえた安全強化策
 2) 事件対策
3 豪雨時の防災対策について
4 東部総合公園の整備について
5 中心市街地商店街の活性化について
6 農業経営の第三者継承について
7 遺言書作成支援補助制度の創設について

質問及び答弁(抜粋)

2 LRTの安全対策について
Q LRT試運転2日目の脱線事故に関して「試験なので仕方がなかった」と弁明した市の態度に違和感を覚える。試運転は脱線のテストではない。くれぐれも慎重な試運転を心がけ、今回の事故で市民が抱いた不安をすべて払拭してから開業していただきたい。
 そこで伺うが、走行時の事故対策や車両火災、自然災害等を想定した訓練はどのように行うのか。
 また、LRTの走行時に沿線通行者を対象とした安全講習会等も実施すべきと考えるがいかがか。

A 【建設部長答弁】LRTの運行にあたっては様々な事象を想定し、適切かつ迅速に対応することが重要であると認識している。今後は警察や消防署などの協力を得て、非常時に備えた消火訓練や乗客の避難誘導訓練などを実施していく。
 また、安全講習会に関しては、トランジットセンター等で、停留場への出入りや接近表示器の見方、横断歩道の渡り方などを説明する「体験型」の安全教室等を実施できるよう検討していく。

3 豪雨時の防災対策について
Q 昨年9月の台風15号到来時に、平石地区や河内地区の一部に土砂災害警戒情報や避難指示が発令されたが、避難所を設置しても誰も来なかった。これでは発令の意味がない。
 市はどんな見解をもっているのか。

A 【行政経営部長答弁】避難指示などが発令された場合は確実に避難行動をとってもらうことが重要と考える。今後は、避難対象者への個別連絡や臨戸訪問体制を確立し、防災出前講座やホームページ、広報誌等を通じて的確な避難誘導策を強化していく。

Q 市東部を流れる山下川の溢水対策が不十分である。早急に改修方針を示していただきたい。

A 【建設部長答弁】当初予定していた越戸川への放流に加え、鬼怒川放水路の整備検証等に時間を要しているため、当面は溢水の要因となっている狭窄部の改修や河道拡幅などの暫定改修により溢水軽減対策を講じると共に、田んぼダムや調整池などの「貯める」取組みも併せて検討し、地元に報告や説明をしていきたい。

6 農業経営の第三者継承について
Q 本市の農業従事者数は、20年前と比較すると4割程度まで減少し、その6割が60歳以上となっている。
 今後は農業経営の第三者継承に加え、農業人材の確保策として兼業や副業などの就農モデルを新規就農に位置づけてはどうか。

A 【経済部長答弁】本市農業が将来に渡り、維持・発展していくためには、多くの方々に農業への関心を持ってもらい、就農に繋げていくことが重要だと考える。
 引き続き、広域的なPR活動に加え、農業体験実習会や各種研修会等も実施しながら、切れ目のない就農支援策を講じると共に、「半農半X」など多様な就農スタイル等も視野に入れて農業人材の確保に努めていく。