▼ 議 会 報 告

 6月定例会では、報告5件、議案26件(専決処分承認案1件・人事案2件・予算案8件・条例案9件・その他の事件議決案6件)と選挙1件(後期高齢者医療広域連合議会議員)、議員提出議案4件、陳情11件が審議されました。

▼ 人 事 案

● 宇都宮市監査委員の選任について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・可決  

▼ 予 算 案

● 令和3年度一般会計補正予算(第1号)
 1億3,400万円増(総額2,292億7,400万円)・・・・・・・・・・・・・・・・可決
  【内容】不安や困難を抱える女性への生理用品の配布・相談支援体制の強化。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上げが減少している事業者の事業継続に向けた応援一時金事業。
● 令和3年度一般会計補正予算(第2号)
 22億7,940万4千円増(総額2,315億5,340万4千円)・・・・・・・・可決

 【内容】低所得の子育て世帯への生活支援特別給付金の支給、新型コロナウイルスワクチン接種の予約支援、ビジネスPCR等検査支援事業等。
● 令和3年度一般会計補正予算(第3号)
 5億3,100万円増(総額2,320億8,440万4千円)・・・・・・・・・・・・可決

 【内容】新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給。
● 令和3年度国民健康保険特別会計補正予算(1号)
 ほか特別会計補正予算4件・・・・・・・・・・・・可決

▼ 議 員 案

● ヤングケアラーの支援に関する意見書(市民連合提出)・・・・・・・・・・・・可決
 【内容】ヤングケアラーの法的位置づけなどを定め、適切な福祉サービスや教育の機会を確保する支援につながるよう、統一した運用基準の整備を早急に行うことなどについて国に強く要望するもの。
● 人権擁護委員候補者の推薦の諮問に対する答申について・・・・・・・・・可決
● 不法投棄から地域の環境を守ることを求める意見書 ・・・・・・・・・・・・・・可決
● 就学前の子どもに対する教育と保育の一元化に関する意見書・・・・・・可決

▼ 条例案、その他の事件議決案

● 議決議案の変更について(東小子どもの家ほか5施設「陽北・豊郷ブロック」の指定管理者の指定に係る指定期間の変更)ほか、条例案9件、その他の事件議決案6件 ・・・・・・・・・・可決

議案第83号及び84号(一部の子どもの家指定管理者の指定期間の変更について)

この議案は、一部の子どもの家指定管理者を指定取消処分としたことに伴い、当該事業者から取消処分差止請求訴訟が起こされたことを受け、新たな指定管理者の募集にあたり、より安定した施設運営の確保に向け、係争を早期終了させるため、指定取消処分を取り消し、前指定管理者の指定期間の変更を行うものである。

《会派意見》
本議案は、子どもの家を利用する児童やその保護者、支援員などの不安や混乱を収束させ、早期に指定管理へ移行するための対応としては、やむを得ないものと考える。
しかし、今回の事態については、指定管理者の選定から取り消しに至る経過において不透明な点も多く、見通しが甘かったと言わざるを得ない。また、移行前の指定取消処分や、更に、その取消処分を取り消すという前代未聞の対応となったことは、本市の指定管理者制度に対する信頼性にも影響を与える重大事案である。これまでも指摘したように、組織のガバナンスやマネジメントの欠落があったと考えており、今回の顛末についてしっかりと総括を行うとともに、再発防止を強く要望し、この議案を可とした。