質 問 項 目

1 交通安全について
  1)交差点の安全対策について
  2)高齢ドライバーの交通事故撲滅に向けた取り組みについて
2 LRTについて
3 大谷地域の振興について
 4 スマートモビリティを活用したまちづくりについて
5 JR宇都宮駅東口に隣接する繁華街における治安の確保と景観の形成について
6 保育行政について
  1)幼児教育無償化への対応について
  2)保育士等の育成・確保に向けた取り組みについて
7 自転車のまち宇都宮の推進について
8 冠水・溢水対策について

質問及び答弁(抜粋)

1 交通安全について

 2)高齢ドライバーの交通事故撲滅に向けた取り組みについて

Q 高齢ドライバーによる交通事故や逆走のニュースが連日のように報道されている。先日、池袋において高齢者が運転する車が暴走し、自転車に乗っていた母子が亡くなるという悲惨な事故が発生した。今後このような悲しい事故を繰り返さないため、速やかな対策が求められている。
 現在、高齢ドライバーの交通事故防止に効果が見込まれる「自動ブレーキ」や「ペダル踏み間違い時、加速抑制装置」などが搭載された先進安全自動車(ASV)が各自動車メーカーで実用化されている。ASVはどうしても価格的に割高になることから、2016年に香川県が初めて高齢者を対象にASVの購入補助制度を導入して以降、多くの自治体で同様の事業を展開している。また、最近は後付けできる急発進防止装置が販売されており、東京都においてはこれらの購入費用の補助について検討を始めた。二輪車についても交通安全対策としてABS(アンチロックブレーキシステム)の装備が義務付けられており、普及促進を図る必要がある。
 このように、本市における高齢ドライバーの交通事故撲滅に向けた取り組みとして、ASVや交通事故を抑制する安全装置を普及するための助成制度を導入すべきと考えるが、見解を伺う。

A ASVや交通事故を抑制する安全装備については、交通事故防止や被害軽減に一定の効果があると認識していることから、本市においてもASVの普及促進に向けた周知啓発に取り組んでいる。
 現在、国においては安全運転サポート車のみを運転できるようにする高齢ドライバー向けの新たな免許制度の創設などに取り組んでいる。本市においても、国の動向などを踏まえながら高齢者が安全・安心に移動できる環境を整えるため、交通安全教室の開催などによる高齢者の意識向上や誰もが移動しやすい環境づくり、議員ご提案のサポカーの普及促進をはじめとする安全運転に対する支援など、高齢ドライバーの交通安全対策について、様々な視点から検討を進めていく。