質 問 項 目

1 市長の政治姿勢について
 1) といず事件への対応について
 2) 新型コロナウイルス感染症による諸問題への対策について
 3) 8050一括対応窓口の整備について
2 ヘイトスピーチ解消法の具現化に向けた取り組みついて
 1) 憎しみをあおる差別的な表現を解消するための周知啓発について
 2) ヘイトスピーチ禁止条例の制定について
3 ヤングケアラーの周知・啓発と支援について
4 子どもの視点に基づく教育行政について
 1) コロナ禍による児童・生徒の心のケアと思い出づくりについて
 2) 不登校に対する考えと当事者目線に立った取り組みについて
 

質問及び答弁(抜粋)

3.ヤングケアラーの周知・啓発と支援について

 Q ヤングケアラーとは、慢性的な病気や障がい、精神的な問題などがある祖父母、両親、きょうだいなど、身近な家族の介護や世話をしている18歳未満の子どもを指し、全国の15歳~19歳では37,100人に上ると言われている。15歳未満やヤングケアラーの認知がまだまだ進んでいない事を考慮すると、その数はさらに多くなり、小学生が介護を担っているケースも報告されている。ヤングケアラーは、家での介護が重くのしかかり、心身に不調をきたすことや、「宿題ができない」、「遅刻してしまう」、「勉強についていけない」、「不登校」等の状況になる事も多く、また、認知が進んでいないため、学校の先生からも理解されず自己肯定感が低下する傾向にある。さらに、介護のために部活動等の体験の機会が奪われたり、進学や就職を諦める傾向もあることから、「子どもの教育を受ける権利」や「子どもの人権」という観点からも是正する必要がある。この様なことから、子ども達が適切に教育や体験を享受するためには、子ども達にとって最も身近で、ともすれば唯一相談できる場所が学校であり、先生であることから、学校が相談・支援の入り口になる事が重要と考えるが見解を伺う。

A 現在、児童生徒指導強化連絡会等にスクールソーシャルワーカーが参加し、様々な家庭の問題から支援が必要となる児童生徒への対応について検討しており、今後は学校におけるヤングケアラーについての理解を促進し支援が必要な児童生徒の早期発見・早期対応に努めて行く。