質 問 項 目

1 適切な情報伝達・開示がなされなかったLRT整備事業問題とガバナンスの在り方について
2 新型コロナウイルス感染症対策について
 1)新型コロナウイルスワクチン接種について
 2)事業者支援と経済対策について
 3)自主休校児童生徒の対応について
3 生活困窮者支援について
 1)女性の貧困と生理の貧困について
 2)必要とする支援が必要な時期に届く制度について
 3)生活困窮者支援団体との連携・支援について
4 性暴力被害から子どもを守る取組について
5 LGBTQの人権を認める施策と理解促進について
6 敬老会について

質問及び答弁(抜粋)

3 生活困窮者支援について
 
 1)女性の貧困と生理の貧困について

Q コロナ禍により、女性の失業や自殺者数が男性に比べ大幅に増えている。深刻な状況にある女性が増加している中、女性の自殺防止や経済的・精神的支援は急務と考えるが、女性の支援にどのように取り組んでいくのか伺う。

A 【市長答弁】不安を抱えた女性の孤立・潜在化を防ぐため、「宇都宮市つながりサポート女性支援事業」を女性支援を行うNPOなどと連携して実施し、生理用品の提供をきっかけに相談・支援につなげるとともに、NPOなどの知見とネットワークを生かした相談体制の充実を図っていく。

Q 経済的な理由で生理用品の購入が困難な状況にある女性が一定の割合存在する「生理の貧困」の問題が顕在化している。市は、女性相談所と小中学校の保健室等に生理用品を配置し、相談とセットで配布するとしているが、児童・生徒の中には、恥ずかしいという感情や、ネグレクトで親を頼れなかったり、父子家庭で男親にお願いしにくい等のケースもあり、「家庭状況を知られたくない」などの思いから言い出せず、支援に繋がらない恐れがある。生理用品を小中学校のトイレに配置するとともに、「生理をはじめとした体の事や家庭の相談に乗るよ」という旨のメッセージを一緒に置くことで、必要とする児童生徒に必ず届き、ゆくゆく相談・支援に繋げられるようにすべきと考えるが見解を伺う。

A 【市長答弁】支援を必要とする児童生徒が安心して相談できる体制づくりのため、まずは保健室に生理用品を常備し、メッセージを添えた生理用品の小中学校のトイレへの配置についても、設置方法や管理の仕方などを検討し、適切な支援につなげる。

Q 【再質問】市長答弁を確認するが、小中学校トイレに生理用品を置くことを前提に検討すると捉えていいのか。

A 【教育長答弁】新たに生理用品を小中学校トイレに置くことになるので、効果的な置き方等について置くことを前提に前向きに検討する。