令和2年11月2日、令和3年度予算編成にあたり、「予算 制度・政策に関する要望」を取りまとめ、市長へ提出しました。

令和3年度予算制度・政策に関する要望書
 

 
 令和2年度は新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、感染症を抑制するための緊急事態宣言や渡航制限により世界経済にリーマンショックを超える深刻な影響を与えたうえ、観光・文化・芸術・スポーツ・教育等あらゆる分野の活動に影響を与えている。また、激甚化・頻発化する風水害は各地で甚大な被害をもたらし、被害の復旧や防災・減災対策に緊急対応を余儀なくされている。
 国では、新内閣の発足により様々な規制改革やデジタル化の推進、2050年までのCO²排出実質ゼロの目標達成など、新たな方向性が示されており、地方自治体においても大胆な発想の転換によるイノベーションが求められている。
 このような状況の中、本市においても、新型コロナウイルス感染防止対策や、経済対策に係る緊急的な財政支出や、防災・減災を含む大型建設事業の増加に伴い各種基金は大幅に減少し、次年度の市税収入は大幅な減収が見込まれるなど厳しい財政運営が見込まれ、社会情勢に柔軟に対応できる強固な財政基盤が必要となることから、限られた財源を効果的・効率的に活用し、施策の市民合意とバランスを重視しながら持続可能で活力ある都市の実現と、感染症や低迷する経済への対策を両立し、市民が疲弊することなく、安心して暮らせる社会づくりに全力で取り組む必要がある。
 これらの観点を踏まえ、私たち宇都宮市議会 「市民連合」は、令和3年度予算編成にあたり「施策に対する要望」として重点項目7項目、全8分野85項目に取りまとめましたので、施策に反映されますよう要望いたします。